私が脳腫瘍のときに実践した療法士さんとのリハビリ3選!

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リハビリ

入院をしてリハビリは日課になります。体の機能が元の状態に戻れるように毎日行うことになると思います

私も脳腫瘍の手術が終って、集中治療室にいる間に作業療法士さんが来ました。その翌日から軽めのリハビリが始まりましたが、そのくらい欠かせない大事な作業です。

ちなみに私は体力を付ける為と進行を防ぐ為なのか、入院直後からリハビリをすぐに開始されました。では、私がどんなリハビリを行ったのかご紹介します。

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言語療法士さんとの実際のリハビリ。

1分などの制限時間を決めて「思いつく◯◯を言って下さい」というお題が多かったです。例えば「野菜と言って思いつくのは?」とか「動物の名前を言って下さい」など。

言語療法 リハビリ今ならスラスラ出てくるのに、頭がボーっとしているので、なかなか浮かばない状態でした。得意、不得意も影響すると思います。私は大好きな動物の名前は言語療法士さんが、メモれない勢いでしゃべり倒しましたから。

言語療法士さんとの『しりとり』。毎回、私が詰まって無言で制限時間を迎えて終わっていました…。何も言葉が出て来ない状態なので、ずっと考え込んでしまいます。

他にも「20秒間で『パ、パ、パ』と連続で言って下さい」」とか「深呼吸して『あーーー』って細く長く苦しくない程度で続けて下さい」など、不思議な問題が多かったです。

脳腫瘍の摘出手術後の2日後ぐらいに、夕飯の病院食に「○○さん、ご飯を食べるのに口や喉の詰まりは無いですか?」と病室に来てくれました。ずっと、口や喉のモグモグする姿を凝視して異変はないか、麻痺はないか確認していたようです。

小学校の国語の時間を思い出しました。

他に小学校程度の国語のような問題文。「この文の中で『それ』を示すのは『どれ』ですか?」というような問題が出たり、「オレンジという色はでいうと、どっちですか?」などでした。今なら簡単な問題なのに、読むうちに混乱して訳が分からなくなり、パニックになりました。私は延々と考えていた気がします。

私はリハビリの中でも頭を使って疲れる言語療法が一番苦手でした…。

作業療法士さんとの実際のリハビリ。

体と頭を一緒に使うリハビリが多かったです。なので、楽しさと疲れが半々でした。

私は右半身に麻痺があったので、身体では右機能の改善が主でした。例えば埋め込んである支柱の駒を左のボードから右のボードへ移す作業です。その際にクルッと上下一回転させる必要があります。それを右手だけでやります。思うように動かずイライラします。

作業療法士 リハビリ他にも細かい物を移動させるリハビリをしたり、左手も同じように検査して機能を比較します。こちらも時間制限があるので焦らないないように注意しましょう。

作業療法士さんが行う動きと全く同じ動きをするリハビリもありました。例えば、手を叩いて、その次に机をポンっと叩いて、また手を叩く。そういたら、私はそのままマネる…というリハビリです。次々と段階が増えていくので忙しくなります。パンパン、ポンポン、パン、ポン、パンパン…って感じでした。

作業しつつ頭も使うから一番疲れるかも…。

あとは、色彩豊かなサイコロ状の展開図を見つつ、3つ並んだ立方体なサイコロを目の前にして一致するのはどれか?という問題でした。私はコレが一番苦手な問題でした。多角形で色も複雑なのでとても混乱しました。

最終的に退院後、どの程度支障なく普通の生活を送れるかまで考えてくれました。買物袋を想定した2〜3kgの重りを持って階段や廊下を歩いてみたり、病院のリハビリの一室に小さな台所のような部屋があって、そこで仮練習しました。お茶を入れる事ができるか?フライパンや棚に手が伸びるか?掃除機をかけられるか?などを試しました。

その結果、私は日常生活に支障ないと判断して貰いました。

理学療法士さんとの実際のリハビリ。

体の機能を元に戻す訓練や私に合った体操メニューを作ってくれました。

私の場合はまず「歩きましょう」と病室からトコトコ歩くところから始まるのが定番でした。退院までほぼ毎日点滴に繋がれている状態でしたので、その点滴の台車を一緒にゴロゴロと押しながら。

病棟フロアを周回したらストレッチしたり、器具を使ってリハビリをしました。手術前は椅子に座ったまま片足を少し持ち上げる、5段くらいの階段を行ったり来たり、つま先立ちを10回繰り返す…などを1日何回も繰り返しました。そういう内容の体操メニューをオリジナルで作ってくれました。

リハビリのあとに受けるマッサージは幸せ!

リハビリをしたあとは心地良いマッサージをしてくれました。足や腰、肩や腕等を念入りにしてくれてとても気持ちイイです。本格的なマッサージを入念にしてくれるので、いつも眠ってしまいそうになっていました。

理学療法士 リハビリ暇さえあれば私はウロウロ病棟フロアを歩いてましたし、リハビリ室の器具も少し拝借して使っていました。なので、病院によって自由に使えるようならば利用しましょう!退院までの近道に繋がる筈です。

手術後は退院に向けてリハビリのメニューも変化。

手術後は違うメニューにガラリと変わりました。それまでは手術に向けて体力を付ける為の運動が主でしたが、一気にスタミナ勝負のような運動へと変化しました。心拍数を測りながら固定してある自転車を漕ぎました。運動不足だったので息切れしました。

…以上のような組み合わせのリハビリを毎日行なっていました。体も頭も使うので入院していても充実した入院生活を送れました。