脳腫瘍(良性の脳腫瘍)を摘出した私は手術後約1週間ほどで退院できました。かなり経過も良好だったために退院も早かったです。
民間の医療保険に加入していても少しでも入院費を安く抑えたい…。そんな時の制度をご紹介いたします。
脳腫瘍を摘出し無事に23日間入院した病院を退院。
退院する数日前に事務のスタッフの方が病室にいらっしゃいました。私は相変わらずベッドの上でぐうたらしている時に「お支払いはクレジットですか?現金ですか?」と。
クレジットだとポイント溜まるのかな〜って思いながらも、不慣れなのでやめて普通に現金で払うと伝えました。
そして「◯◯さんはもう【限度額適用認定証】を提出してるから大丈夫ですよね?」と言われました。
入院中にちょいちょい耳にする【限度額適用認定証】という言葉…。
私はこの書類自体を実際に目にしないまま退院してしまいました。書類の用意も夫がしましたし、提出も夫がしちゃいました。
一体どんな書類なのか謎のままです。
限度額適用認定証とは何なのか?
簡単に説明しちゃいますと。
【高額療養費制度】を受ける仕組みの中で、入院してる人はこの【限度額適用認定証】があればひとまずOK!メチャ安く退院できちゃうよ!
…という話らしいです。私もよく分からないまま、病院に入院してまず事務の方にこの【限度額適用認定証】を貰ってください、と説明されましたから。
それで、この【高額療養費制度】っていう制度もよく分からないですが、一定の金額になると自己負担額を抑える制度らしいですね。詳しくは厚生労働省のサイトをご覧下さい。
そして私達が用意すべき【限度額適用認定証】はどこで手に入れるかと言いますと、加入している健康保険組合に申請します。詳しくは下記サイトをご覧ください。
発行までに1週間〜10日程度掛かりますので、早めに申請する事をおススメします。不明な点は病院に聞いても教えてくれます。
本当に激安な金額で退院できた!凄いぞ日本の医療制度!
退院の日。病院の事務スタッフさんが「お会計時の料金になります」と言ってメモを渡してくれました。そこに書いてあった金額は…12万7千円ちょい!!!!!!
目を疑いました。どれだけ高額な請求が来るかと怯えていましたが、こんなに安くなるなんて。
『貯金おろす→極貧生活→民間の医療保険待ち→それまで、ひたすら耐える』というシステムを想像していました。
そんな心配をしてガクガク震えていたけど、こんなに安く済むとは嬉しい誤算でした。最終的に医療保険を受け取ったらプラスでした。ちなみに適用となるのは医療費のみです。病院食・差額ベッド代などは実費になります。
で、私が安く済んだポイントは月初め〜月末の丸1ヶ月で入退院したことでした!
④ 同一医療機関のひと月の支払額が自己負担限度額までとなります。
月ごと(1日〜末日まで)の受診で計算しているんでしょうね。月をまたいだら新しくカウントするって事なのかな。なので夫に「早く退院しろ〜」って言われました…。
ちなみに私の主な実費代は病院食・個室(5日間)・診断書・病院着などでした。毎月徴収される保険料にブーブー文句を言っていましたが、これだけ手厚く守られていると思うと有難く感じます。
もし初期の脳腫瘍が発見していたり、治療が必要な方は2018年に病院食が値上げになる前に治療を済まされることをおススメします。
年齢や所得によって自己負担限度額が変わります
この制度は所得が多い方ほどご自身で負担する限度額の上限が上がります。それでも劇的に安くなりますので使って損はないです。
お会計の時に診療明細書を貰えますが、私は合計9枚ありました。改めて見ると、これだけの医療行為や投薬などをして貰ったのか…と、しみじみ思います。
そして色々なお薬の名前や検査種目が書かれてあってチンプンカンプンです。凄い量の点滴や注射されてるじゃん、私…。ほぼ毎日24時間、2、3袋の点滴に繋がれていましたからね。