脳腫瘍の検査は痛みはありませんので心配いりません。事前に病院で予約する必要があります。他に食事や服装などの細かい指示があります。
はじめに大きな総合病院などに問合せましょう
脳腫瘍の検査は大きな総合病院で予約をすると行ってくれます。脳神経外科やCT検査、MRI検査を行っている病院なども予約検査してくれます。
いきなり病院に行っても予約無しでは難しいので、まずはお近くの病院に問い合せるのは一番です。
検査を受けるまでに数日掛かりますし、かなり高額な検査料になる場合もあります。まずは検査内容など(「水分をあまり摂らないで」など)も含めて、費用を聞いてみるのが良いと思います。
頭部CT検査(単純撮影)
様々な角度から放射線をあてて、頭部を輪切りにした断面画像を撮影する検査です。
3割負担で約6,000円。時間は約5分〜10分。
(※病院によって検査方法や検査料が違いますので、大まかな基準としてお考え下さい)
頭部MRI検査(単純撮影)
MRIは磁気により撮影するので放射線は使用しませんが、体の内外に金属があると検査できません。なので、心臓のペースメーカーを埋め込んでいる方や、磁気製の医療クリップ等を使ってる方も検査できません。
また造影剤を使用しなくても頭の中の血管を撮影できるので、非侵襲的な検査として脳ドックなどでも活躍しています。
3割負担で約7,800円。時間は約20分〜30分。
(※病院によって検査方法や検査料が違いますので、大まかな基準としてお考え下さい)
▲ MRI検査を受ける際の注意点をまとめた記事はコチラですので参考にしてください。
造影剤を使用したCT検査とMRI検査
造影剤を使用した検査は単純撮影だけでは判断しにくい場合に、検査の精度を高めるため造影剤という薬剤を静脈内に投与して行う検査です。
私の時はMRI検査は常に造影剤を使っていた気がします。検査する前に検査技師さんに「閉所恐怖症では無いですか?」と質問されたので、狭い場所が苦手な方は検査する時に病院に相談してみて下さい。
あと、MRI検査の際はとても大きくて賑やかな機械音がします。私は慣れているのであの中で眠れますが、閉塞感と騒音で苦手な人も多いらしいです。
CT検査の3割負担で約10,500円。時間は約15〜20分。
MRI検査の3割負担で約10,500〜13,000円。時間は約40分〜50分。
(※病院によって検査方法や検査料が違いますので、大まかな基準としてお考え下さい)
脳血管撮影(1泊2日の検査入院で実施)
脳内の血管を詳しく撮影するための検査です。検査前に病室で血管を映しやすくする為の点滴をします。その後、点滴を付けたまま車いすで移動しました。
検査用のベッドの上で横になり、手首に注射をして貰ったら細い管を通され、そこからカテーテルを通しながら血管を撮影します。
カテーテルを通されている間は頭がとても熱かったのを覚えています。ストーブを限りなく頭部に接近しているような感じでした。
その間はずっとベッドに横になって頭も手首も動かさずにジッとしている必要があります。モニターに映し出される自分の脳内血管を見るのも貴重な体験かも知れません。
管を抜いた手首には止血用の圧迫するようなバンドをしっかりと巻かれました。ですが、私の手首には青紫のアザが2週間ほど残ったのでした…。
更に私はこの脳血管撮影のあとに気持ち悪くなりました。原因は不明ですが「撮影前の点滴が不足していたのでは無いか?」というお話でした。
すぐに注射や点滴をして貰いましたが、初日から病院食もお預けとなるスタートでした。
検査期間は1泊2日。CT検査やMRI検査を経て脳血管撮影に至る場合が多いです。3割負担で約45,000円ぐらいだと思いますが、私は検査入院の予定でしたがそのまま入院してしまいました。
私の場合は加入していた医療保険の適用になりましたので、入院日数分と含めて一緒に請求しました。
(※病院によって検査方法や検査料が違いますので、大まかな基準としてお考え下さい)
▼他にも手術中に検査とは違いますが全身麻酔をします。
全身麻酔は身を委ねているだけなので私はラクだったのですが、手術後に気分が悪くなったり食欲不振になる方もいるようです。
脳腫瘍の検査結果がでるまでは心配ですが…。
検査内容によっては結果が出るまで時間が掛かると思います。それまでソワソワして何をしても楽しくなくて気が重い筈ですが…
基本的にCTとMRI検査の結果はすぐに出ます。
CTは撮影してすぐ診断できていたようですし、MRI検査も撮影後30分後ぐらいには私の病院では診断できています。
『CT検査後にMRI検査』などの場合ですと、同じ日に撮影は無理なようなので数日後の検査になり時間がかかります。
検査までの日程や結果を考えると場合によってはストレスや脳に悪影響を与えます。無責任ですが『なるようになる』ぐらいの気持ちで待ってみましょう。