脳腫瘍の手術から無事に退院したあとは、暫くは自宅療養になりました。久しぶりに帰れる家にワクワクする気持ちと、快適になってきた病院暮らしと別れる淋しさもありました…。
そして自宅で療養しつつ食後に服用するお薬が処方されました。
退院後は暫く3週間おきの診察になりました。
私の場合は退院して3週間後にまた来て下さいと言われました。手術後の脳の浮腫が見たいからCT検査もしたいと。
それまで飲み続けるお薬が以下のようになります。
・エピレナート徐放顆粒40% 1.5g→1日1回
この2種類を飲んでいました。これとは別に貧血対策の鉄剤も出ていました。その鉄剤は副作用で吐き気が出てきましたが数日おきに飲んでいました。
お薬で副作用が出た時は先生に相談しましょう!
私が飲んでいた鉄剤は入院中に飲んだ時に、既に吐き気が出るとわかっていました。なので先生からも「無理に飲まなくてイイよ」と渡されました。それでも頑張って時間を掛けて飲んでました。
そして退院時に貰った上記の薬でも副作用が出てしまいました…。
それは脱毛です。
お風呂で髪を洗うとゴッソリと抜けるのです。ドライヤーで乾かしてもブラシで髪をとかしても抜ける…。みるみる私の頭のボリュームは小さくなりました。
そして昼夜問わず眠い。すやすや眠れます。仕事している人だったら支障が出るくらいです。これものちの診察で副作用だと判明しました。
副作用を伝えるとお薬も違うのに変わります。
退院して3週間後、はじめての診察日の日に「先生、どうやら薬の副作用っぽいです」と伝えました。この日はCT検査と先生の問診でした。
髪が抜けると伝えると「本当だ!」と言って先生は私の頭をガシっと掴みました。猛烈な勢いで慌てる先生…。「女性にとっては髪は大事だからね!」と私以上に髪への想いを感じます。
そしてお薬の辞典で副作用について調べ「他にない?」と。「24時間眠れます」と答えると、「それも副作用だね」と。結局は違う薬に変えようという事になりました。
そして現在も飲んでいるのがこのお薬になります。
途中で半錠になったりと変動はありましたが、今は1錠ずつになりました。これが合っているのかな〜って気がします。
▼ですが、そのゾニサミドの元となる原薬メーカーが安価な中国製を勝手に混ぜていることが判明…。
脱毛などの目に見える副作用はありませんが、何となく私には記憶力の低下や判断力が鈍っている状態が出ている気がします。頭がぼんやりしたり。これは私個人の意見ですが。
ちなみにCT検査は異常ありませんでした。
通院は長期戦!地元の病院や診療所に通うのも検討してみては?
そこから更に3週間後に血液検査と先生の問診。血液検査は私の貧血の値が正常に戻っているか調べる為でしたがイマイチでした。なので私は副作用のある鉄剤を飲むのを断念して食材で補うことに。
時間をかけてHGBの値を普通の成人女性の値にまで戻すよう食生活を改善しなくては…。あの鉄剤を飲むより何倍もイイですけどね。
私は入院していた病院へは電車で30分かけて通っていました。脳の手術をしているので主治医から車の運転は禁止されたので。家からの移動や病院までの時間を入れると1時間以上かかってます。
その不便さを知っている主治医から「地元の病院を紹介しようか?」と持ちかけられました。検査の時だけココに来て薬の処方は地元の病院を使えばイイよ…というお話でした。ただ、薬は1ヶ月単位でしか出ない病院があったり、料金も少し上乗せになると。
私は一番イヤなのは1カ所で管理して貰えないという不安でした。『全幅の信頼を寄せた病院から離れるのがイヤ!』というワガママな気持ちがあったのかも知れません。
なので「先生に診て貰いたいし遠くてもココでお願いしたいです…」と言って今も電車に揺られて通っています。
地元に通い慣れたお医者さんがいるならば、そちらをご利用するのも良いと思います。私も一度だけ、風邪をひいたついでに聞いたときがありましたが、あまり好印象では無かったので止めました…。そこの先生が面倒臭そうな対応だったので。