…という私の心の叫びをお届けたいと思います。
今回の記事の内容
- 脳腫瘍を摘出して1年半後に働いてみたけど
- 極度のストレスで不眠症になる
- 原因は脳腫瘍の後遺症?薬の副作用?
私は退院して1年半後にパートの仕事に出ることにしました。先生は少し反対していましたが、ウチの生活は夫の稼ぎだけではかなり厳しいので…。
案の定、脳腫瘍発症前の健康な体での勤務とはいかないと痛感したのでした。
脳腫瘍を摘出して1年半後に働いてみた結果…。
脳神経外科の先生には以下のような注意を受けました。
- ストレスを感じるようなら辞めること。
- 正社員ではなくパートやアルバイトの短時間。
- ガッツリ働こうと思わず気楽に。
以上の3つを守るように言われました。「外に出て気分転換になるならイイかもね」って先生は言ってくれました。ですが、くれぐれも無理しないように!と念を押されました。
なぜなら私は2ヶ月ほど前に『てんかん』でぶっ倒れているので。
脳腫瘍摘出後から1年半後ですが、てんかん発作から2ヶ月なんですね働くのは。それは無茶なように見えますよね。私もどうなのかな…って感じましたが、発作前に内定を貰っていたので。
せっかくだから働こうと思って週5日間、毎日6時間のパートに出ました。
せっかく受かったパートの仕事がブラック企業だった…。
仕事内容は事務でした。4年ほど前に経験したことがある業種だったので多少はできると思ったのですが、仕事よりもその職場の独特の環境に慣れませんでした。
その職場はピリピリとした異様な人間関係で、馴染めない人はすぐに去って行く職場でした。お局様のいびりが酷くて、気に入られた人だけが長く居られるような環境でした。
内定貰ったあとも逃げないように「いつ来れますか?」って執拗に電話し続けてきたのも怪しかったもんなぁ…。
どこにでもあるんですけどね、そういう会社って。なので、すぐ辞めるけどリハビリを兼ねて頑張ってみました。
社会復帰の難しさを知る。健常者には戻れないのかな…。
仕事は正社員の方がたまに教えてくれますが、基本的にお局のおばちゃんが口を挟んできます。正社員の方と、おばちゃんが言ってることが違うから「どっち?」となってパニックになります。
以前だったら「あんたらで決めてくれよ」と適当に思うのですが「え?どうするの?どっちが正しいの?」と、相当パニックになりました。機転が回らない感じです。
そして憶えも悪くなりました。記憶力の低下です。私の場合、なぜか半月も隣で一緒に働いている会社の人の顔と名前が一致しない状況になりました。同じ部署の人も同様です。
『名前は覚えた。でも名札を取ったら顔だけ見ても誰だかわからない』そんなフザけた事態です。私はかなり悩みました。
お昼の休憩室でバッタリ遭遇しても「どなた?」って顔でキョトンとしている私がいるんです。相手に失礼ですよね…。
極度のストレスで体の異変…不眠症になり仕事を辞める
お局おばちゃんからの圧力+記憶力の低下+仕事が覚えられない等々…解決できないことが山積して不眠症になりました。眠れず朝方にウトウトするだけの日々が続きました。
ストレスが増大して更に【てんかん】を起こすのでは…と、不安材料を抱えたまま仕事に行くのが、とても辛くなりました。私はその職場を辞めることにしました。
他人から見たら健常者ですが、脳内では本人でも気付かない変化がおきていました。たぶんMRI検査や色んな検査をしたところで、何も異変も出ないんでしょうけど…。
主治医に相談したら
- 薬の副作用(記憶障害)と腫瘍の大きさによる脳への後遺症
- 手術の傷などが原因じゃないか
…と言われましたが、ハッキリとした答えは見つかりませんでした。先生から不眠症改善のお薬を貰いました。
私の腫瘍は7cm近くあり、脳の真ん中まで圧迫していたので摘出手術をしても、全回復の見込みは薄いと言われていました。何かしらのダメージはあると。
ですが、綺麗に摘出されたお陰で体の麻痺などは今のところありません。
が、些細な記憶が薄れたり、普段の言葉が浮かばないなど、ところどころで小さく混沌とした脳の障害があるように感じます。
障害者雇用として働く道もあるけど…。
【てんかん】発症後、きっと私は精神障害者保健福祉手帳を申告すれば3級に該当すると思います。
手帳を使ってハローワーク経由で障害者雇用の枠で応募することも可能だと思います。病院の先生にも「そういう求人を出している企業もあるかも知れないよ」と教えて頂きました。
ただ、自分自身が『障害者なんだ…』という自覚がまだ持てません。
実際に手帳を申請する勇気も、その社会に飛び込む勇気もまだありません。私は精神的に弱い部分があるので、暫くは自分の時間と生き方を見つめ直そうと考えています。
今回、わたしが行ったパート先がたまたまブラック企業だった為に運が無かっただけかも知れないです。ですが正直に言うと、もう外に働きに行くのが怖いです。
外に出なくても今はこのように脳腫瘍の退院後の生活をお届けできればイイかな〜と考えています。極貧ですがストレスを感じず生活できてますし。
皆さんもご自身の体調と相談しながら仕事や育児など、無理せずできる範囲に留めましょうね。そして辛い時は友人や家族に助けを求めましょう。