2017年11月頃からテレビで横綱日馬富士関による暴行騒動で賑わっていました。相手は同じ平幕の貴ノ岩関。
私は相撲の関しては詳しく知りませんが『暴力はダメだよな〜』と毎日流れる報道を見ていました。
そして被害者側であるべき貴乃花部屋が黙り込んでいた終盤になって、1枚の写真が公開されました。そこには貴ノ岩関の頭の傷を映っていました。
私の脳腫瘍の時に留めた医療用ホチキスと同じです。
一緒じゃ〜ん!なぜか親近感を抱いてしまう。きっと痛かったはず…(涙)。
そんな医療用ホチキスについて私は怪我ではありませんが、脳腫瘍で利用させてもらった感想を書かせて貰おうと思います。
医療用ホチキスは意識がある時に打つと猛烈に痛い
私の場合、脳腫瘍の開頭手術の際に麻酔が効いた状態で医療用ホチキスを留めてくれています。
麻酔でスヤスヤ眠っているので頭にホチキスが打たれていたなんて、目醒めるまで本人も知りませんでした。開頭手術時には20カ所近く留めたようです。
ただし、ドレーンの管を抜いた時にできた傷口を塞ぐために留める時は…しっかりと意識がありました。
▼その時の記事はコチラです。
意識があると凄く痛いです。
私は麻酔もなにもない状態で医療用ホチキスを頭に3カ所です。激痛でした。
貴ノ岩関は9カ所らしいので頑丈なお相撲さんだって痛いに決まっています。しかも傷を負っている訳ですからね…。
※次の項目に貴ノ岩関の医療用ホチキスが映った画像があります。流血などはありませんが、ちょっと苦手な方は見ないでください。
…と言ってもテレビやネットの報道でバンバン流れていますけどね。
実際の貴ノ岩関の医療用ホチキスとは?
貴ノ岩関の写真は髷がある分だけ手術の時とは違い、見た目の衝撃度は少ないように感じます。本当に殴打によってパックリ割れたりして、傷口を塞ぐ為に留めたように見えますね。
報道されて数日ですが撮影からは随分経っているようなので、貴ノ岩関の抜針は既に済んでいると思われます。
手術の時は腫瘍の大きさにもよりますが、バリカンで刈り込まれますから傷口がしっかり見えます。髪で隠せないので医療用ホチキスもクッキリ見えますし数もそれだけ多くなります。
私も記録として手術直後の写真を残しているのですが夫に
「……夢で出てきそうで怖い」
と言われ封印しています。なのでココに出すのも控えています。
自分の頭部はもちろん見えないので気にもせず過ごしていたのですが、毎日のように見舞いにくる夫は必然的に目にします。
バリカンで刈り込まれた嫁…。
地肌を無数のホチキスで留められている嫁…。
その頃の私は手術の影響で子連れ狼の大五郎カットに近い髪型でした。大五郎ほど大胆に刈り上げていませんが、原型はあんな感じで刈り上げ部分がやや細めです。
あまりにも間抜けな姿でした。
夫の心中を察します。きっと自分よりも家族が見た方が衝撃が大きいんだろうなぁ…と。嫁がホチキスまみれな大五郎なんですから。
なので家族の為にも帽子を被りましょう!
実際に私も帽子を被りました。あの頭で病棟をウロウロするのも恥ずかしいので、ずっと毛糸の帽子を被っていました。
あの頃の私は腫瘍が取れてテンションも上がり、自分の変な髪型も気にせずにキャッキャと喜んで遊んでいました。
どうせすぐ髪は生えるだろうと超前向きで…。実際は通常の髪型に戻るには半年以上も必要とは知らずにいたんですけどね。
実体験!医療用ホチキスの抜針は痛くない…けど流血した
医療用ホチキスを脳腫瘍の手術の際に使用して貰いました。その手術から約一週間後ぐらいに執刀医の先生が病室に現れて私のホチキスの抜針作業を行ってくれました。
▼『プップッ』と抜きつつ少しだけ流血した記事はコチラです。
頭に打つときは、あれだけ強烈な痛みがあるにも関わらず抜く際は世間話ができるくらい楽勝です。頭から何かを抜かれてる違和感がありますが。
流血もドバドバ流れるほどでも無くポトポト落ちる程度ですし、場所も病院なので落ち着いて先生にお任せしましょう。
私はただ刈られた頭を先生に向けて、ちょこんと正座していました。具合の悪い方はそのまま横になった姿勢でも大丈夫かも知れません。
開始前の『いざ!抜きますよ』という雰囲気が少し怖かったですが、基本的に医療用ホチキスを抜く時は痛みが生じる事はありませんので、怯える必要はありませんよ。