3ヶ月ごとの診察と時々の検査の生活を送っていたのですが、退院から1年と数ヶ月を過ぎたある冬、突然その日は訪れました。
はじめての【てんかん】発作です。ごく普通の夕飯時に起きました…。
まさかの【てんかん】発作!救急車に初めて乗った!
退院してからは3ヶ月ごとに通院するようになりました。私の場合は退院直後→半年後→1年ごとにMRI検査し、体重の変化によってたまに血液検査もします。
血液検査の詳しい検査項目はわかりませんが、たぶん薬が含まれる血中濃度だと思われます。あとは変動しやすい私の鉄分ですね。すぐに貧血になりやすいので。
1月中旬、夫と2人で早めの晩ご飯をコタツで食べていました。食べ終えて「あ~満腹だ…」と思った瞬間、ココで私の記憶はパタリと途絶えました。
はじめての【てんかん】発作です。
発作が起きましたが私は全く覚えていません。
泡を吹いて全身硬直して倒れたらしいです。夫は救急車を呼んで呼びかけていたらしいですが、私の唇も顔も真っ青になって「死ぬんじゃないか…」と本気で思ったそうです。
なのに、恐ろしいパワーで夫の手を強く掴んでいたと。そう言われると翌日、私は全身が凄い筋肉痛でした…。
はじめての救急車!心強い隊員さんに感動。
救急隊員が駆け付ける頃には意識を戻していたそうですが、私は覚えていません。氏名などをチグハグに、少しマヌケな感じで答えていたらしいです。夫は笑いを堪えるのに必死だったそうです。
救急車の中で目を覚ましました。仰向けでぼんやりと…。「酸素マスクをしてるけどココはどこだ?」という感じでした。気付くと血圧や心電図も測ってくれています。
「良くわからないけど、倒れて運ばれるんだなぁ」という、のんきな気分で救急車に行きつけの病院に連れて行って貰いました。
そして運ばれる道中でかなり意識が戻る私。救急車の中をキョロキョロ。色んな配線や医療器具ある中で余裕があるんだなぁ〜と思っていました。そして揺れもさほど感じず乗り心地抜群。そんな事を思っちゃ不謹慎なんでしょうけど…。
そして車内でも気配りをしてくれる隊員さんに感動していました。「寒くないですか?」「苦しくないですか?」冷静に対応しつつ細かい配慮も忘れない隊員さんでした。
有り難うございました救急隊員さん。もう倒れないようにします。
救命救急センターに運ばれてCT検査をして貰いました。
当直の全く初めての脳神経外科の先生に診て貰い、脳のCTも撮って貰いましたが異常もなく点滴をしてくれました。
今は症状が落ち着いているから大丈夫でしょうと。後日、主治医の先生から詳しく問診を受けて下さいとの診断でその日は帰宅できました。
とりあえず、ゆっくり過ごしてくださいと言われました。ストレスや疲れは厳禁ですと。
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【てんかん】が起きる予兆を考えると数日前から寝不足気味・疲れ・目の下がピクピクする痙攣が起きていました。他に思い当たる原因がありません。
処方されていた薬は欠かさず飲んでいたので、まさか発作が起こるとは自分も家族も思いもしませんでした。腫瘍も綺麗に取れて退院も早かったので、普通に生活も出来ていました。「なのになんで…」という気持ちでした。
家に帰ってショックはありつつも「まぁ無事だったしイイか」という安易な気持ちで布団に入りました。考えてすぎて余計に脳に負荷を与えてしまっては元も子もないですからね。