私は2015年の秋に脳腫瘍の手術をしました。退院後は大きな障害も無く普通に生活ができていたのですが、その1年後に『てんかん』の発作を起こしました。
それから『てんかん』の恐怖が頭の隅っこにあります。
また来るんじゃないか?寝不足やストレスが続くと少し心配になります。あまり過敏に不安になるのも悪影響になってダメなんでしょうけど。
…そもそも『てんかん』って何なの?
発作起こしてる本人が言うのも何ですが、この状況を分かっていない自分です。
何年『てんかん』が起きなかったら『自称てんかん』じゃないとか、そういう決まり事があるのでしょうか?
自分の『てんかん』をよく理解してないなぁ…というワケで自分自身の為の備忘録です。
てんかんとは?どんな症状なのでしょう?
『てんかん』は一般的に1,000人に4〜8人ほどの割合で見られると言われます。
人間の脳には100億を超える神経細胞があり、その神経細胞一個一個が色々な役割りの為に電気的活動を行っています。その電気的活動が様々な誘因で異常興奮を起こすのが『てんかん』です。
実際にてんかんが起きると…
- 脳の中が電気的な嵐が起きている
- 脳の回路がショートする
…と言った描写されています。が、実際の私は『てんかん』発作時、突然倒れたので全く記憶がありませんでした。
短時間ですが『てんかん』が起きると正常の脳の働きが停止し、物事が考えられなくなったり、動作がとまったり手足に力が入って身ぶるいたり意識を失ったりします。
▼私はこんな状態で倒れました。自宅で良かった…。
いろいろなパターンの『てんかん』発作があるようです。
『てんかん』を発症したら治療は一生続けないとダメ?
子どもの頃に発症した『てんかん患者』の7〜8割はちゃんと治療することで、発作を完治させることが可能であるといわれています。
しかし完全に治すことは難しく、内服治療をずっと続けなければならない『てんかん』も存在しています。
発作の無い時期が最後の発作から2年以上ある場合、減薬が考慮されます。
しかし急に薬をやめてしまうと、発作が逆に起きる可能性もあります。慎重に様子を見ながら決める必要があります。
▼私が飲んでいる薬はコチラです。減る気配はしばらく先ですね。
まずは減薬までの道のりが2年間ですね…。意外と長いなぁ。
『てんかん』の診断方法とは?
診断の上でまず大切なことは発作が『一時的であること』と『繰り返すこと』の2つです。
発作は突然起こり数十秒〜数分以内で消失します。
また一度きりの発作では『てんかん』と診断する事は普通できません。 2番目に大事なことは発作のタイプを見極めることです。
『てんかん』発作には色々な種類があり、それに合わせてさまざまな治療があります。最もよくみられるものは全般性けいれん発作です。
全般性発作
- 意識を失い全身が強直し震える症状(大発作)
- 10~30秒程度ボーっとした状態のみで終始
部分性発作
- 動作が止まって一点を凝視
- 口をぺちゃぺちゃさせたり手をもぞもぞ目的もなく動かしたりする
『てんかん』発作はいろいろなタイプがあるので、発作の症状をよく観察して主治医に説明する事は診断に大変役立ちます。
『てんかん』を疑った場合は主に脳の形態的な異常を調べる必要があります。画像検査(頭部CT・MRI・PETなど)で脳の異常活動を調べる脳波検査があります。
血液検査や尿検査で『てんかん』の診断はできません。
『てんかん』発作後の日常生活で気をつけること
てんかん発作が服薬により上手にコントロールされていれば日常生活に特に制約はありません。
運動も特に制限はありません。しかし水泳については溺れる危険あるので独りで深い所(海など)では注意する必要があります。
入浴時にも気をつけましょう。湯船で『てんかん』発作や転倒したら大変です。心配な場合はご家族がときどき声をかけて安全を確かめるようにしましょう。
尚『てんかん』発作が起きている方は以下の行動は要注意です。
- 寝不足
- 飲酒
- パチンコ
- ゲームなど…
脳の刺激が発作を誘発することがありますので点滅するゲームなどは注意が必要です。…って事は暗闇で観るド迫力な映画館もちょっと危ないのかな?
▼医師からは起こさない為の注意事項も伝えれています。
キチンと服薬と規則正しい生活を心掛けていれば、発作は最小限に防げる筈なので頑張りましょう。本音を言っちゃえば健康な体だったら、のびのびと暮らしたいですけどね(苦笑)