脳腫瘍の大きさや手術の方法によりますが、かなりの出血を伴う場合があります。輸血の有無にも左右されますが、私は全く輸血に頼らなかったので極度の貧血になりました。
私は全く自覚症状も無かったのですが血液採取するとHGB(ヘモグロビン)が異常に低く、主治医や看護師さんに心配されるレベルでした。
上記のページでも術後の鉄分補充について書いていますが、更に効率良く鉄分を摂取するために書いてみましたのでご参考にしてみてください。
栄養士さんに相談して入院中に副菜で鉄分を補充する。
私が貧血だと判明した時点で主治医から栄養士さんに鉄分補充の指示が入っていました。かなり早い段階で鉄分強化用の食事メニューに切り替わりました。
鉄の国のアリス…。ネーミングとイラストにツッコミしたくなりますけどね。
栄養士さんが1日分の献立表の中で鉄分が足りないと感じると、このような鉄の国のアリスを1日の食事のどこかに付けてくれるようになりました。
私は地味にこの『鉄の国のアリス』が好きでした。ココアクリームが美味しくて。
退院してからドラッグストアで探したのですが見当たらず、仕方なく他の商品を食べたのですがクリームの美味しさはダントツで鉄の国のアリスが上でした。
他にも1粒入りのプルーンの時もあれば、鉄分入りボーロの時もありました。私だけおやつタイムがあるようでちょっと嬉しい。
小腹が空いた頃合いに取り出して、病院食の時間外にこっそりと食べていた思い出があります。
手術後は付き添いがいれば売店まで行けたので、夫とチョコや大福など甘いお菓子を食べていましたし。
食事制限や指導がなければ食べてOKですが、もし病院から適切な指導がある場合はしっかりと守ってください。
私は標準よりもかなり痩せていたので「食べろ!太れ!鉄分も摂れ!」と言われていたので食べては寝るような、堕落した入院生活をしていました。
私のように病院食に鉄分の補強がない時は主治医に相談するか、自分でウエハースのような物を用意しても大丈夫か訊いてみてはいかがでしょう?
なるべく入院中に鉄分を正常値まで上げるようにしましょう。
退院して元の生活に戻ると自分の健康管理はおろそかになります。気にしつつも「まだ平気」と思っていると血液検査でズルズルと下降しているHGB(ヘモグロビン)。
私がそうでした。1度標準値ギリギリまで上がって油断したら3ヶ月後には下がっているんです。鉄分を摂り続けていないと下がる体質みたいです私は。貧血体質?
貯金のように鉄分を蓄えておきたいです。あとは『鉄の国のアリス』のようなウエハースをボリボリ食べるようにしましょう。ちょっと飽きるんですけどね。
更に女性は毎月生理があるので特に注意が必要です。
閉経がくるまで月1回はありますからね。これは仕方ないですが貧血には大ダメージです。だいたいのサイクルはご自身が一番把握している筈です。
事前に食事で鉄分を補充して生理がくる準備態勢を整えておきましょう。
▲お肉や青魚に含まれるヘム鉄から摂取するように心掛けてください。私は豚レバーが定番になっています。
食事だけでは補えきれない…という方はカプセルで飲みやすいサプリがあります。鉄分は安全で吸収率の高い【 ヘム鉄 】をオススメします!
血圧が低いのか貧血なのか分からないまま「今朝は体調が悪い…」という感じでやり過ごす方が多いです。それが慢性的になると何をするにも億劫になります。
あまりに体調が悪いときはお近くの病院、調剤薬局の薬剤師さんに相談してみてはいかがでしょうか?
貧血はめまいやフワフワするような感覚に襲われることもあります。無理をせず少し腰掛けて温かいココアを飲んで一息つくようにしましょう。