脳腫瘍を発症すると気付かないうちに体に症状が現れるときがあります。本人が気付かないまま生活すると怪我や事故に発展する危険性があります。
ジワジワと体の不調が現れても【脳の病気】と判断できないまま、時間だけが過ぎることもあります。
私も右半身麻痺の症状が少しずつ出てきても「何か変だ」と感じるだけで、普段通りに車の運転をしていました。今考えるとゾッとします…。
そんな危険な体験をして欲しくないので、ご家族やご友人が「あれ?いつもと様子が違うかも…」と思ったら気付いて欲しい点をいくつかご紹介します。
あきらかに半身だけ力が弱まっているのが明白。
私は自分でも何となく自覚していました。病院でハッキリと脳腫瘍だと判明する3ヶ月前に「右半身に力が入らない」と。
ただ認めたくありませんでした。なんとなく重い病気な気がして。なので筋トレをはじめました。半身だけ筋力が落ちる訳が無いのですぐに辞めましたけど。
持つもの全てが重く感じました。
- お箸
- 包丁
- お鍋
- スマホ
- ペン
- ブラシ
- 化粧水ボトル
- パソコンマウス
普段なにげに右手に触れるものが異常に重い…。
「こんなに重たかった?」と持ち上げて気付くと腕がダラ〜ンと落ちているんです。それが脳腫瘍の症状でした。
私は利き腕の右半身が少しずつ麻痺になっていったので、色々と不便が生じました。
自分の手なのに自由に動かせず、髪を結うこともお化粧することも不便でできなくなりました。カレンダーに予定を書こうにも筆圧が弱くて字が汚い…。
洋服を着替えるのも、お風呂に入るのも普段の2倍近く時間が掛かるようになりました。何をするにも時間がかかり、簡単な夕飯を作るのに3時間かかる日もありました。
もしも「脳腫瘍かも…」と感じたら運転は控えましょう。
私は病院で【脳腫瘍】と明確に診断を受けるまで右足が思うように動きませんでした。車の運転もブレーキとアクセルを踏み込むのに必死で運転していました。あの時は渾身の力を振り絞って運転していた記憶があります。
- 通い慣れた道を間違える。
- ウィンカーを出すのも忘れる。
- 買物に行ったのに買う物を忘れる。
- もう頭の中がイライラ&モヤモヤしているだけ。
今は「よく事故を起こさなかったなぁ」としみじみ感じます。自宅の駐車場にすら上手く止められずに塀にぶつけそうになっていましたから。
少ないですが、私の経験から一緒に暮らしているご家族で、気付けるかも知れない注意点をまとめてみました。
- 歩く時に片側に傾いていく。
- 足を引き摺ったり躓いたりする。
- 片腕がブラ〜ンと落ちていく。
- 物をよく落とす。以前よりも力が無くなっている。
- 字が汚くなる。
- いつもよりも作業時間が掛かっている。
- 車に同乗していたら運転が少し怪しい。
- 一緒に買物に行ったけど買うものを忘れている。
以上は簡単ですが私が実際に経験した体験です。全く違う症状の方もいらっしゃるでしょうし、そもそも体の異変など出ない方もいると思います。
なので「もしかして脳腫瘍?」という判断材料の1つとして加えて貰えれば…と考えています。コチラの記事では初期症状を紹介しています。
今回は体の症状をお伝えしましたが、頭痛などが起きる場合もあります。近くで一緒に暮らしている方が気付いてサポートしてあげてください。
少しでも気になる点があったら相手に声をかけるだけでも違う筈です。病院に行くきっかけになるかも知れませんし、本人だけ思い詰めて悩んでいるかも知れません。
話す事で気持ちも前向きになりますから、相手の様子を見つつお話を聞いてあげてください。