タイトルが自虐的ですが家ではペット達に囲まれているので、まぁまぁ呑気に暮らしています。ただ人間とは孤立しています。
脳腫瘍を発症する以前から私は人付き合いが苦手でした。友達と会うのもごくたまに、そしてメールや連絡も本当に必要最小限でした。
そして手術後の現在は疎遠になりました。発病直前に結婚してたので、友達とも離ればなれになったのが原因です。今はたまにメールをする程度です。
そんな環境が原因なのか今は…
人と居るのが苦痛に感じます。
たぶん、私の場合は病後の症状(軽い高次脳機能障害)が関係していると思います。…あ、私が勝手に術後に感じただけなので。全員がそうなるとは限りませんのでね。
100%ひとりで居るのが快適だと思える
私は結婚していますが、ひとりで過ごしている方が落ち着いて居られます。夫が仕事で留守の昼間が一番快適ということですね。困ったもんです…。
ペットと過ごしている時は一緒にお昼寝したり散歩に出たり、話し相手になってくれたりと適度な相棒になってくれます。たまに蹴られたり暴れる時もありますけどね。
そんな穏やかな時間が好きです。
親、夫、家族ですら一緒にいても落ち着かない状況。
同じ屋根の下で暮らしていても息苦しい気持ちになってしまいます。所詮は夫も他人だな…と感じる事は多いです。義父母なんか特に。
家で淡々と洗濯やペットの世話をしたりする時間だけですが、頭を使わずボーッと過ごせる時間。刺激がなくても、ひとりで動物に囲まれて過ごしているのが好きです。
友達を作ろうと思ったけど諦める
退院して暇だし仕事もしばらくダメだって言われてるし…ってことで「友達作る為にも何か習い事でも学ぼうかな〜」と軽い気持ちで自分の顔を見た時に気付きました。
あたい、手術跡のハゲ頭じゃん!
手術の為にバリカンで細く両耳側から頭部を刈ってたんです私。ニット帽をずっと被ってたいので、そのスタイルのまま参加しても良いのですが…取りあえず数ヶ月見送ることに。
髪が伸びた頃にネットで「習い事や教室のサークルに入ろう」と募集をしているようなサイトを調べました。今度は
年齢層が高齢かオシャレすぎる…。
田舎はピッタリな趣味に合う教室が無いのが現状でした。市が運営している『健康◯◯体操』とか公民館でやってる『折り紙教室』とか。
個人の方がやってる習い事は『フラワーなんちゃら』とか言う自宅でお茶を飲みながらで1回5千円の講習料…。それが何回もコースで続く。花いぢってるより金額気になるわ。
あたい、金欠な主婦よ。
こんな場違いなところに行ったら間違い無く発作が起きそうな気がする。
▼病後の容態が安定した頃に仕事にも出て友達作ろうとしましたが、それも挫折しました。
こうなると無理に友達を作ろうという気持ちすら捨てました。何かふとした際に友達ができるかも…と思っていますが、引越して現在4年。いまも友達居ません(笑)。
だって、ほぼ引き蘢っていますからね。
買物で夫に色々言われると疲れるし頭がパニックに…。
冬は天気も悪く雪が降ると夫の車に頼るしかありません。私は『てんかん』発作を起こしたので現在も運転できません。
運転は夫にお願いしつつも車内で待っててもイイんですけどね。なぜか付いてくる夫…。内心では『気が散るから付いて来て欲しくない…』という思いでした。
私の現在の高次脳機能障害っぽい症状はコチラです。
『記憶障害』っぽいのでメモを片手に店内を巡ります。値段と商品に目を配り、頭の中でも献立や冷蔵庫の中のリストと照合したりと忙しいです。
そして夫の度重なる一言で、ちょいちょい吹っ飛びます。
「ねぇ、キャベツ買わないの?」
「え?たまご2パックも買うの?」
「納豆、買ってイイかな?」
…本当にどうでもいい…。せめて買物カゴ持ってよ。
『注意障害』もあるので夫の余計な声で集中力も切れやすく、買物も思うようにできません。その癖「まだ買物終わらないの?早くしてよ」と追い立てます。
サッサと自分だけ車に戻ればイイじゃん。
現状で一番困っていることは『注意障害』で気が散って思うように対話できない
生活している中で困っているというか上手くいかないな〜と感じているのは『気が散ってしまう』点です。高次脳機能障害の『注意障害』が関係していると思います。
私は料理は今のところ出来ますが全く違ったジャンルになると…
2つの事が同時にできない!例えば…
- テレビを見ながらの会話
- スマホを操作しながらの会話
- 図を書きながら説明
- スマホのナビを見ながら道案内
…など何かをしながら会話という『ながら動作が問題』です。
『話す動作』を足すとなると、一気にハードルが高くなります。たぶん私は『失語症』も絡んで複雑になっているのだと思います。私の場合はこんな感じで…
- 『注意障害』…無性に夫に話し掛けられて気が散る
- 『失語症』…ときどき会話の主語述語の流れがチンプンカンプンになる。
なので自然と人と会うのを避けている自分がいるのだと薄々気づいています。必死に伝えようとして頭をフル回転させている自分もいますし、それで疲れているのも分かります。
うまく伝わらなくて相手に不快な思いにさせるのもイヤですし。夫が既に嫌悪感丸出しに「なに言ってるか分からない」と何度も言い放っているので既にトラウマ状態になっています。
『高次脳機能障害』と上手く付き合っていく方法を考えた方がよいのか、夫と上手く付き合っていく方法を考えた方がよいのか…。
脳腫瘍を体験して人生観が変わってきた。
脳腫瘍経て高次脳機能障害っぽい症状になり、人生観が少し変わったように感じます。
もしも、この状況でも自立して生きる術があれば違う人生があるんだろうな…と思わず考えたくなる時が何度もあります。
それか家族が『高次脳機能障害』という症状を認識し、少しでも受け止めてくれてくれたら、私はどれだけ救われるだろうか…という想いになります。『甘え』と言われるかも知れませんが。
私は元々独りが好きでした。独り暮らしも快適でしたし結婚に対する憧れもなく、なんとなく今の生活に至りました。
病気になってから時間の流れと寿命を肌で感じました。『もしも独りに戻れたら…』そう思うことが多々あります。
先生に『ストレスを溜めちゃダメ』
とよく言われていますが、今のこの状況と暮らしのままでは抱えたままなんだろうな。考え方を変えたり打開策を見つけない限り、モヤモヤなストレスが残ったまま。
私は脳腫瘍になるまで勝手に、平均寿命まで自動的に生きられると思っていました。
でも、私はそこまで生きられる自信もない。『寿命』という制限に気付いたから、いろいろと考えなきゃいけないのかも知れません。